ビジネス2016年4月29日

お客様に選んでもらえるブランドの作り方

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現代は、大量の商品に関する情報が氾濫しています。その中から自社の商品を選んでもらう手段として、ブランディングがあります。消費者から認知されるブランドを作ると、自社の企業価値を高める事が出来ますし、不要な価格競争を防いだり、消費者のロイヤリティを獲得する事もできます。今回は、どの様に企業のブランドを作り、どの様にそのメリットを享受していくか、を見ていきましょう。

■ブランドとは何か?

ブランド、と言うとシャネルやプラダ等の高級ブランドをイメージするかもしれません。しかし、ブランドは高級商品だけでなく、日常的な商品にも当てはまるものです。例えば、ある町に2軒の魚屋さんがあるとします。1軒の魚屋さんの商品はいつも新鮮だが、もう1軒は古い商品が混じっている、という場合、商品者は、前者の魚屋さんに行けば、常に新鮮な魚を買う事ができる、というイメージを持ちます。このイメージは、前者の魚屋さんのブランドとなるのです。

つまり、ブランドというのは、同カテゴリー商品から自社の商品を区別するシンボルである、と言えます。ブランドにより、消費者は、常に高品質を得られるという安心感や信頼性を感じとり、消費行動へとつながるのです。

■ブランドを持つメリット

ブランドを持つメリットとしてはまず、売上の増加が挙げられます。他の商品より品質が良いという印象を消費者が持つため、他の同カテゴリーの商品の中から自社の商品を選んでもらう事ができるのです。消費者が自発的に、自社の商品を選んでくれるため、広告宣伝費の削減にもつながります。

次に、プレミア価格をつける事が可能、というメリットもあります。価格が同カテゴリーの商品よりも高くても、消費者はブランドにより保証された品質に対して、プレミア価格を払います。何十万円もするエルメスのバッグが良い例です。同カテゴリーの商品の間で、値下げ競争が始まっても、ブランドが確立していれば、自社の商品を値崩れから守る事も可能なのです。

更に、ロイヤルカスタマーの獲得が可能となります。品質が保証されているため、消費者は安心して、その商品を購入し続けますし、口コミにより、消費者層が広がって行く事もあります。現代は変化の激しい時代で、消費者の消費行動の移り変わりも激しいです。その中で、継続的な収益基盤となるロイヤルカスタマーは、とても貴重な存在となります。

■自らのブランドをどう作成するか?

ブランドは、(1)価値の定義→(2)広告→(3)定着、というプロセスを経て作成されます。
まず、(1)価値の定義ですが、自社の商品について消費者が持ってほしいイメージを定義します。「細部までの丁寧な仕事」、「万全のアフターサービス」等、消費者が魅力を感じて購買行動につながるようなイメージの定義を行い、言語化します。

そして(2)広告ですが、まずはブランドを知ってもらうための活動を行います。他と差別化を図るためのシンボル(商品名やマーク)を作り、そのシンボルと(1)価値の定義で定義した価値と結びつける形で、できるだけ多くのターゲット顧客に知ってもらいます。媒体としては、インターネット広告、チラシ、SNS等があります。

そして、(3)定着では、消費者を裏切らない価値を提供し続ける事により、消費者の信頼性を獲得します。これにより、シンボルと価値が消費者の間に浸透し、ブランドが確立するのです。

ブランドと言うと、どうしても大企業が行うものというイメージがありますが、中小企業であっても、適切なブランディングを行う事により収益の増加が可能です。そのため、自社の強みを消費者に認識してもらうためのブランディグは、経営へのプラスになる戦略なのです。

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