ビジネス2016年6月23日

課題が肝!新規事業や企業に役立つビジネスアイデアの考え方

216146950.jpg

新規事業に乗り出したい、起業をしたいというとき、新規事業や起業に向けたビジネスアイデアをどう考えればよいのでしょうか。サイモン・シネックは著書「WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う」の中で、ビジネスアイデアを「WHY」「HOW」「WHAT」の3段階で考える方法を提唱しています。

WHY:なぜそれをするのか?

ビジネスアイデアの考え方における最初のステップは、「なぜそれをするのか」です。シネックは「自分のやることにどんな意味があるのか?何を信じて行動するのか?なぜ皆さんの属する組織は存在しているのか?」を考えるべきだとしています。この時、どういった課題があるのか、その課題を解決するためにどうすればいいのかをニーズまたはシーズの観点から考えると考えやすいでしょう。
ニーズとは、消費者の求めていることです。誰かが何かの課題を抱えているとしたら、その課題を解決することがニーズ思考です。日常生活の中で、「もっとああだったらいいのに」と感じたことはないでしょうか。
もう一方のシーズとは、あなた自身やあなたの企業がもっている技術やサービスなど、まだ世の中に出ていないビジネスの種です。持っている技術やサービスを使って世の中に新しい価値を提供し、新しい市場を作っていくのがシーズ思考です。
まずは、ニーズやシーズの視点から「なぜそれをするのか」を明確にすることから始まります。

HOW:どう実現するのか?

「なぜそれをするのか」が明確になったら、第二段階として、どのように実現するかを検討します。
このとき、「他社とどう差別化していくのか」、「独自性はどこにあるのか」、「従来の方法や他社と比べて何が優れているのか」といった視点が欠かせません。
そのためには、お客様や市場、競合他社、既存の類似サービスを調査し、理解する必要があります。
あなたの考えた「WHY」は誰のためでしょう。その人は何を求めているのでしょう。すでに似たようなことをしている人はいるのでしょうか。いないとしたら、なぜいないのでしょうか。いるとしたら、あなたのやろうとしていることとの違いは何でしょうか。こういった質問に答えを出していきましょう。
「HOW」を考えるうえでは、ときには「WHY」に立ち戻ることも必要です。お客様や競合を調べることで、ついそちらに引っ張られがちですが、「HOW」を実現することで本当に「WHY」が達成できるのか、当初の目的を見失わないようにしましょう。

WHAT:何をするのか?

「WHY」と「HOW」が決まったら、ようやくここで、何をするかを具体的に検討します。
一般的には「ラーメン店を始めよう」「アフィリエイトサイトを始めよう」などと、最初に何をするかを考えてしまいがちです。しかし、「WHY」と「HOW」がない「WHAT」は単なる思い付きにすぎません。そのまま進めても、困難にぶち当たった時に明確な判断基準を持てずに迷い、失敗しやすくなります。「WHY」と「HOW」は迷った時に判断指針になるものです。
「WHAT」を具体化するときには、二つのアプローチがあります。足し算型と引き算型です。「WHY」で決めたゴールを実現するために、今日からできることから始め、時系列で段階的に拡大していくのが足し算型。「WHY」に足りないことを洗い出し、足りないものを埋めていく考え方が引き算型です。いずれのアプローチでも、目指す姿が「WHY」で明らかになっており、方向性が「HOW」で明らかになっているため、途中でぶれることがありません。
こうして、ある程度のビジネスアイデアがまとまってきたら、是非多くの人の意見を聞きましょう。ビジネスアイデアを現実的なビジネスに発展させるには、第三者の視点から見た意見が必要です。

まとめ

ビジネスアイデアの考え方に置いて、スタート地点は「WHY」です。常日頃から、身の回りの事象に「WHY?」と問いかけ続け、どんな課題が身の回りにあるかを意識することで、きっと新たなビジネスアイデアが見つかります。