ビジネス2016年3月23日

会社を多くの人に知ってもらう効率的なブランディング方法とは?

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現代は、モノがあふれ、欲しい商品がないモノ余りの時代と言われています。技術の進歩で商品に大きな差がなく商品以外の魅力も訴求しなければ売れにくくなっている中、利益率を維持して売上を伸ばすには、会社の価値を訴求し認知度を上げ、差別化するブランディングが重要です。

小規模な会社ほど消費者にとって、どのような価値を提供ししているのか、また他の会社とどのように違うかを明確に訴求する必要がありますが、同時に絶えず顧客と接している小規模な会社ほど柔軟な対応が可能で差別化を図るブランディングを行いやすいという特性があります。そこで、会社の価値を効率的に知らせるためのブランディングの方法について紹介します。

■ブランディングを行う際のコンセプトの明確化

ブランディングとは、簡単に言えば、同じ商品でもあの会社から購入したい、あるいは商品を購入したら、どんな価値、メリットが生じるのかを消費者の目線で具体的に伝えるなどのマーケティング手法のことです。例えば、車ならトヨタ、ビールならアサヒと決めている消費者がたくさんいます。また、あの会社が販売している商品なら信頼できるから購入すると決めている消費者もたくさんいます。このように自社の商品に対して会社をブランディングできると、多くの消費者に支持されて顧客の囲い込みもでき、価格競争から脱皮できます。

このブランディングを行うにあたって重要なことは「誰が、誰に、何を、どう伝えるのか?」をプランニングして、会社としての明確なコンセプトを考えることです。「誰が」の基本は会社ですが、会社の部門や販売チャネルまでブレークダウンさせても構いません。「誰に」は販売対象をセグメントすることです。年齢、性別、エリア、収入などさまざまな切り口が考えられます。「何を」とは、取扱商品のなかの注力商品であったり、商品の特徴などになります。

「どう伝えるか」の重要なポイントは、消費者が欲しいと考えている情報を消費者の目線で考えることです。従来は、会社が訴求したいことを、できるだけたくさん並べる伝え方をしていました。しかし、この訴求方法では、現代のようなモノ余りの時代には消費者の購買意欲を刺激できなくなっています。消費者に購入後のメリットをイメージさせられないと、購入につながりにくくなっています。

■ブランディングで設定するターゲティング

ターゲティングの「誰に」についてもう少し詳しく説明します。従来は、「誰に」というターゲティングはマス広告の費用対効果の関係で絞り込まないで、できるだけ広くターゲティングされていました。そのため、広告量に比例して知名度をあげることはできましたが、ターゲットが明確でないため、どのような価値やメリットがあるかまでは消費者にきめ細かく訴求できていませんでした。現在、このような伝え方では売上に簡単につながりません。

インターネットが普及した今は、ターゲットを細かく設定しても費用対効果の高い広告ができます。ターゲットが異なることで、同じ商品でも訴求内容がまったく異なることも考えられます。そのため、自社の強みや弱みを踏まえて、訴求するターゲットを明確にすることは極めて重要です。

■ブランディングはポジショニングが重要

ブランディングで「誰が、誰に、何を、どう伝えるか」決めることで、そのマーケットにおける会社のポジショニングが決まります。このポジショニングで重要なことは、会社の目線だけで考えてはいけないことです。同じポジションに強力な競合会社はいないか、そのマーケットの将来性などを考慮することも大切です。要は、自社が勝てるポジショニングにいるかを客観的に検討しなければなりません。

小規模企業でも、勝てるポジショニングを確保し、ブランディングを行うことで価格の体力勝負を避けて勝ち組企業になれるチャンスがありますので、自社にあったプランを考えてみてはいかがでしょうか?