ビジネス2016年3月13日

様々あるマーケティング方法で人気がある方法

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「物が足りない。買うことが出来れば性能やサービスに多少の不満があっても買えるだけありがたい。」そのような物が不足している時代は過ぎ去り、現代においては既に物やサービスが広く行き渡っています。企業はその上でさらに消費者が欲しいもの、必要なものを読み解きそれを提供していくこと、すなわちマーケティング思考が必要とされています。とはいえ、マーケティングという言葉は知っているものの、具体的にどうすれば良いのかわからない人も多いと思います。そこで、本コラムはマーケティングについての考え方を整理するとともに今、続々と登場してきている新しいマーケティング手法のなかでも特に注目されているものについて説明していきます。

■マーケティングとは何か

「マーケティング」という言葉はビジネスの世界で多く使用されますが、マーケティングという言葉自体が示す意味はリサーチや広告宣伝、市場調査など人によってさまざまです。
しかしながらマーケティングは、どのような企業においてもビジネスをする上で必須なものです。なぜなら市場が求める製品やサービスを新たに作りだすにはマーケティングが必要だからです。
では、マーケティングとは何か?ドラッカーの言葉で表すと「マーケティングとは、顧客から始まるビジネス思考である」。ここで「顧客から始まる」とはお客様の行動や心理から始めると言う意味です。つまりマーケティングとは、経営に関わる全てに対して必要なものであり、お客様から始まる思考法ということができます。

■マーケティング戦略とは?

戦略とは設定している目標を達成するために用いられますが、設定した目標を達成するために資源を投資する際、何に集中して投資するのかという優先順位を決めることが重要です。
マーケティング戦略とは、STP(セグメンテーション・ターゲッティング・ポジショニング)により、顧客が誰か、自社や自社製品をどのようにみてもらいたいかを明確に定めて、顧客に対し、どのような価値(製品)をどれくらいの対価(価格)でどのように(流通チャネル)提供していくか、自社や自社製品と、どのように関係を構築(プロモーション)していくかの計画を建てることです。
実際の事例として、しまむらのコスト集中戦略が挙げられます。
『ファッションセンターしまむら』は20~50歳の主婦を主なターゲットとしています。衣料品業界でメインの顧客となる主婦層を主要なドメインとし、対象を設定した上で徹底したコスト管理を行うことで低コストの実現に集中し、差別化を図っています。
つまり、主婦層という業界内の特定市場に的を絞り、低コストを実現するということがしまむらの戦略なのです。

■人気のマーケティング手法は?

「マーケティング」の方法論は、インターネットやITの発達によって大きく変化しています。 最近で話題の手法と言えば「オムニチャネル」が挙げられます。
セブン&アイが提唱する「購入しやすい時間・場所で購入すればいい」という買い物スタイルがまさにそうです。「オムニチャネル」とは、実店舗はもちろんのこと、ネット通販をはじめ、あらゆる販売・流通チャネル(経路)を統合することで、どこからでも商品を購入できる買い物環境を構築することを指します。また、これまではECサイトで買い物をするお客様と、リアルの店舗を訪れるお客様は別々にとらえていましたが、スマートフォンの浸透によって「書店で面白そうと思った本を、Amazonで買う」とか「価格.comで調べたお店で実物を見て買い物する」など、インターネットとリアルをまたいだ購買行動が普通に見られるようになってきました。こうした消費者の動きに伴い、店舗、PC、スマートフォンといった複数の環境を使用して行動するお客様を商品の購入へとスムーズに導く手法が盛んに研究されるようになってきています。
「オムニチャネル以外にも「マーケティング・オートメーション」や「ビッグデータ」、「コンテンツ・マーケティング」など、Webマーケティングの分野を中心に、技術革新によって新しい考え方が次々に登場しています。
マーケティングとは、企業活動そのものであり、日々の活動の基本です。単に広告や調査などと言った一部のパーツだけを見るのではなく、マーケティング全体を最適に行うことで、顧客に価値を提供することが可能となります。