マネジメント2016年9月27日

今、有能な女性リーダーが必要な理由を知っていますか?

JQ081

今、有能な女性リーダーが必要な理由を知っていますか?

安倍内閣は、「すべての女性が輝く社会」の実現に向けた政策を推進していますが、それでなくても女性の社会進出は増加し女性購買力が増加、女性市場が拡大しています。
また、女性に購入決定権も大きくなっています。

このようなマーケットの変化にうまく対応していくには、女性をリーダーにして女性の能力を最大限に活用することが必要です。

また、女性には男性よりも優れた能力もあり、それを活かすことで“男性リーダーだけでは得られない事業推進パワー”を生みだせます。

女性市場を重視しなければならない理由

女性の晩婚化が話題になっていますが、場合によって“結婚を選択しない”という女性の比率も高まっています。
その結果、男性労働者数はピークから減少し、替わりに女性労働者数は増加傾向を続けています。

この傾向は、必然的に女性向けの市場が大きくなること、そして「女性目線でのマーケティングの重要性」が増していることを意味します。

また、近年になって女性の収入が家庭内で増えたからでしょうか?
日常の生活用品や食品だけでなく高額な耐久消費財の購入決定に女性が半数以上かかわっている、という調査結果が発表されています。

さらに男性よりも、女性の方が財布のヒモは堅いというイメージがあります。

しかし、総務省の「全国消費実態調査」のデータによると、女性の方が男性よりも“収入の中から消費に回す率が高い”という数字が示されています。

まさに、“女性の女性による女性のためのマーケティング”を行うために、女性の活用が必要な時代といえます。

男性リーダーのもとでの女性の活用から、一歩進んで有能な女性リーダーによる女性と男性の活用が必要です。

有能な女性リーダーのメリット・デメリットとは

女性には男性にはない優れた能力もありますが、逆に欠点もあります。

女性リーダーを最大限活用するには、そのメリット、デメリットを知らねばなりません。女性リーダーのメリット、デメリットを知ることで、メリットをより伸ばし、デメリットをカバーすることで女性パワーを最大にできます。

すべての有能な女性リーダーに当てはまる訳ではありませんが、主なメリット、デメリットは以下の通りです。

1.メリット

1-1 観察力・目配り力
細かいところによく気が付き、目配りを細かいところにまで配る能力に優れています。

1-2 和によるチーム運営
引っ張るタイプではなく和を重視してチーム(部下)を動かします。右肩上がりの時代は「俺についてこい!」の強いカリスマ的リーダーシップが適していましたが、今の価値観の多様化した時代には、チーム全体の意見を幅広く拾い上げて「衆知を集めるチーム運営」がより効果的です。

1-3 マルチタスク処理能力
食事の段取りや、子どもの世話など家庭内のさまざま処理を並行して行わねばならなかった遺伝子によってか、男性よりも複数の仕事を並行して進められる能力に優れています。

1-4 権力に動じない
男性は上役に対して一歩引きますが、女性は自分の考えを強く通します。

1-5 公平な判断
他人に対する見方、考え方が自分の価値観で判断して公平性が高い。

1-6 コミュニケーション力
単なる話し好きではなくコミュニケーションによる連帯感を作る能力に優れています。

1-7 直感的思考力
直観力に優れています。

1-8 プロセス重視
男性は結果を見据えながら仕事を進めますが、女性はプロセスを重視して仕事をきっちり行います。

2.デメリット

2-1 未婚の場合、結婚、子育てなどで仕事自体の継続ができない可能性があります。

2-2 社外とのトラブル対応が難しい
まだまだ、社会的に女性が責任者としてトラブル対応しても、相手に軽視されて解決できない可能性があります。

2-3 その他
メリットの裏返しで、例えば論理的な思考力は弱い、あるいは結果を考えて臨機応変な仕事の進め方が弱いなどがデメリットとしてあります。

有能な女性リーダーを育成するために必要なポイント

すでに女性リーダーとしての資質がある女性がいれば、個人としてのその女性の優れた資質と、一般論として女性リーダーの資質を考慮して、それをいかせるポストに就けることで有能な女性リーダーを活用できます。

そして、女性リーダーのデメリットを、そのポストの男性上司がフォローすることで、強みを最大限に生かせます。

有能な女性リーダーとしてポストを任せられる人材がいない場合は、女性リーダーの育成をしなければなりません。
そのためには、以下の4つのポイントを実行することで女性リーダーを育成できます。

1.経営者としては、まず女性がリーダーとして業務に専念できるような「制度の構築と職場環境の形成」を行う

2.会社として有能な女性リーダーを活用するという考えがあることを強く宣言する

3.長期的なキャリア形成を支援する

4.他の女性の見本となる有能な女性リーダーをまず育成して後に続かせる(女性リーダーが不在の場合)

まとめ

有能な女性リーダーが求められている背景と理由、および女性リーダーの持つメリットとデメリット、および有能な女性リーダーをより多く活用していくために、有能な女性リーダーを育成するときのポイントについて紹介しました。

企業の業務内容によっては、有能な女性リーダーの活用の差で業績が大きく変わってくる可能性があります。

この記事を有能な女性リーダーの活用、育成のための参考にしてみてください。

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