アルバイト2016年7月27日

バイトテロを防ぐには

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飲食業やサービス業を中心に、アルバイトスタッフが悪ふざけした様子をインターネット上に配信するバイトテロ。もし、あなたの会社や店舗で発生したらどうなるでしょうか。バイトテロとは何か、防ぐためにはどうすべきかを紹介します。

バイトテロとは

バイトテロはアルバイトスタッフが職場で悪ふざけをした様子をTwitterなどに投稿する行為です。北海道の温泉ホテルのアルバイトスタッフが食器洗い槽で入浴する様子を投稿したり、ステーキチェーン店のアルバイトスタッフが冷蔵庫に入り込んだ様子を投稿したり、ピザチェーン店のアルバイトスタッフが店内で捕獲されたネズミの写真を投稿したりといった例があります。

温泉ホテルでは、流し台を総入れ替えしたうえで、謝罪の記者会見を開きました。ステーキチェーン店やピザチェーン店は、この事件をきっかけに問題のあった店舗は閉店され、さらに系列店も風評被害で来客数が減るなどの影響が出ました。
投稿したアルバイトスタッフにとっては、軽い受け狙いだったはずでしょうが、インターネットを通じて情報があっという間に拡散する今日、バイトテロは閉店や倒産にもつながる経営リスクの一つと言えます。

バイトテロを仕組みで防ぐ

バイトテロを防ぐ方法の一つが仕組みで防ぐことです。まず必要なのは会社としてルールを示すこと。「常識で判断できるだろう」とスタッフの良識に任せるのではなく、職場内でやってはいけないことや、インターネット上に投稿しても良いことと悪いことをガイドラインとして整理しましょう。初めて働く人も多いアルバイトスタッフには、経営者側が考える「常識」が通用しないこともあるのです。

ガイドラインの作成にあたっては、スタッフの仕事の流れに沿って、職場で発生しそうなトラブルや投稿されては困る内容をわかりやすく具体的に書くことが大事です。

ガイドラインが用意できたら、ガイドラインを元にアルバイトスタッフへの教育研修を行い、研修終了者には誓約書へ署名させましょう。署名をすることで「守らなくてはいけない」という責任感が芽生えます。

関係性を見直してバイトテロを防ぐ

バイトテロという名の通り、職場での不適切行為をインターネット上に投稿するのは正社員ではなくアルバイトスタッフに多い傾向があります。

雇用者側にもスタッフ側にも「たかがアルバイトだし」という、仕事や職場に対する軽い気持ちがあることが影響しています。軽い気持ちで働いているから、悪ふざけしたり、ネット上に投稿したりできてしまうのです。このように、バイトテロの根本的な問題は、職場とアルバイトスタッフとの関係性にあると言えます。

お客様にとっては、社員とアルバイトの違いは関係ありません。しかし、実際は社員とアルバイトでは責任や権限も教育内容も異なる場合が多いのではないでしょうか。雇用主としてもアルバイトは使い捨てができる駒のように見てはいないでしょうか。これでは、アルバイトスタッフに仕事に対するやりがいや責任感、職場への帰属意識を持ってもらうことは難しいです。

まとめ

アルバイトスタッフへも正社員同様の教育をし、現場での権限を委譲したり、売上情報などの経営情報を伝えたりすることで、会社とアルバイトスタッフの関係性を強化しましょう。こちらからアルバイトスタッフを信頼し、仕事へのやりがいや職場への帰属意識を持ってもらうことで、軽はずみな悪ふざけやバイトテロを防ぐことができます。

バイトテロは企業や店舗の倒産にもつながりかねない経営リスクの一つです。しかも、特定のスタッフの問題ではなく、企業側の姿勢にも原因があるのです。会社としてのルールを明確に示し、アルバイトスタッフとの関係性を見直すことでバイトテロを予防しましょう。

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